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コンセプト

悪い姿勢を直して正しい姿勢を保つ新コンセプトのOAチェアの必要性

これまでのOA・学習用チェアの構成

座ったときにバランスのとれた姿勢とは、体を横から見たときに背中がS字になっています。
一般的なイスの場合、このバランスのよい姿勢を保つためには、人がイスに座ったときに意図的に座席に深く座り、腰を伸ばして背もたれにもたれなければなりませんが、この姿勢を長時間維持することは楽ではありません。

消費者によるイスの使用パターンと姿勢を分析

人間工学的なイス設計(ErgonomicChair Design)の研究は、人の様々な身体値を考慮した調節機能や上体荷重を効果的に支えられる背もたれ及び腰椎サポート(Backrest & LumbarSupport)の構造の改善が中心となっています。
仕事中や勉強中、大抵の人はイスに座っているときに背もたれにもたれかかっていません。普段は背もたれから背中を離し、上半身が前に傾いていたり背中が丸まった姿勢をしています。

新しいイス設計のコンセプト「腰の健康を守る姿勢矯正用機能性チェア」

持続的な集中力を保てるよう、外科専門医が使う手術用チェアに着眼して開発されたiPoleというアイデア
  • iPoleは背もたれをなくし、着席者の胸部を支えるタイプのイスです。
  • iPoleは背中の筋肉と脊椎が前を向くようリラックスさせて楽な姿勢を保つイスです。
  • iPoleははヒップが前を向くよう矯正して正しい腰の曲線を保つイスです。
  • iPoleはひじが机と同じ高さになるよう支え、机上での作業時に肩や首の疲れを和らげるイスです。
  • iPoleは腰に加わる重さを体の数か所(胸部、ひじ、足の裏など)に適切に分散してくれるイスです。
  • iPoleはヒップやひざにかかる圧迫を減らし、血液の循環を円滑にして疲れを和らげ、作業や学習能力を向上させてくれるイスです。

ユーザビリティ(Usability)とアフォーダンス(Affordance)のコンセプトを採用した人間工学的な機能

骨盤サポート効果

ヒップの後部と骨盤が前を向くよう支えることにより、上半身が傾いた姿勢から正しいラインを描くよう矯正してくれる骨盤サポート付きシートを導入しました。

チェスト&エルボーサポートの効果

胸部を支えて、背中の筋肉及び脊椎が前を向くようにリラックスさせてくれるチェストサポートと、ひじが机と同じ高さになるよう支えることにより、机上での作業時に肩や首の疲れを和らげてくれるエルボーサポートを導入しました。

フットレスト&ストッパー付キャスター

ひざの高さを座面より高い位置に保って血液の循環を円滑に促し、左右均等な重さの分散と正しい姿勢の維持を可能にするフットレストを導入。着席時に重心が移動した場合にイス(キャスター)が動くことにより姿勢が変わることを予防するストッパー付キャスターを導入しました。

エルゴノミック・コントロールシステム

チェストサポートはそれぞれの体型や姿勢の変化に応じて傾き加減が調節できるようデザインされており、またチェストサポート未使用時には180度回転させて使用できるようになっています。

東洋大学ライフデザイン学部 繁成剛教授

通常の椅子はシートと背もたれから構成されている。シートは長時間座ると臀部に圧が集中するためおしりが痛くなる。iPoleは、これまでの椅子の概念を覆し、背もたれではなくチェストで上半身を支えて座るというコンセプトです。まさに医学的、人間工学的な視点から腰に優しい椅子と言うことができる。

【繁成剛 教授 略歴】
昭和54年、九州芸術工科大学大学院終了後、北九州市立総合療育センター勤務を経て、
平成13年より近畿福祉大学福祉産業学科 教授に就任。
平成19年より東洋大学 ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科教授に就任。

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